あぁ いつ もの鮮やかな光
に包まれ目を覚ます
かすかな匂い 胸に抱えていた
今日の夜 二度とない運命と歩き出す
どこかでまた会えたなら お茶でもし
よう
ここで会うまで世界は 何も変わらな
かったのに
その日を境に僕は 君の影を追う無心
な犬
さようなら さようなら 君のこと忘
れない
つもりでも時が経てば人はみな忘れて
ゆく
俺は違う 人と違う でもさようなら
忘れない
もう時間がないみたいだから
ありがとう今まで これからもお元気
で
まだ夜明け前 汚れた街で蒼い羽をし
た
小鳥に出会う まだ日は昇らない
羽をつけられ小鳥は 好きな様に飛び
回る
哀れな僕を無視して 一足早く朝日を
見に行く
届かない 届かない 想いを胸に抱い
て
一歩ずつ一歩ずつ 人はみな歩いてい
く
諦めて泣くのも良い へこたれて座る
も良い
それでもまた歩くのなら
気づいたら背中には 蒼い羽が生えて
る
もう迷うこともない 輝く大空へ